
ダウンジャケットやダウンコートは頻繁に洗濯するものではありませんが、ワンシーズン着用すると襟や袖に黒ずみ等の汚れが目立つようになります。
オフシーズンの間に汚れを落としておかないと次のシーズンに気持ちよく着られませんし、ダウン系の衣類は自宅で洗濯するのが大変です。
そこで本記事では、自宅でダウンジャケット・ダウンコートを洗濯する方法と、洗う際の注意点について解説します。
目次
自宅でダウンを洗濯した際によくある失敗

ダウンはTシャツなどと違い洗うのが難しく、自宅で洗濯する際には次のようなトラブルが起こりやすいです。
ダウンが潰れてふんわり感が失われる
自宅でダウンを洗う際に起こりやすい失敗が、洗濯したことでダウンが潰れてしまい、本来あったはずの「ふんわり感」が失われてしまうことです。
ダウンが暖かいのは、羽毛の中に沢山の空気が含まれることで保温力が高まり、体の熱を閉じ込めておけるからです。
羽毛の種類によって軽さや空気を取り込める量は違いますが、ダウンが潰れてしまうと共通して保温力が失われます。
ふんわり感の有無は見た目にも影響しますので、高級なダウンほど潰れてしまったときの影響が大きく、着るだけなら問題なかったとしても、以前のような感覚で着用できなくなります。
ダウン内の羽毛が移動して型崩れが起る
自宅でダウンを洗濯するのが難しい理由の一つに、洗濯機で洗うとダウン内の羽毛が片寄り、型崩れが発生する点があります。
洗濯機は洗濯槽を回して汚れを落としますが、回転することで遠心力が発生し、羽毛が元々あった位置から移動してしまいます。
ダウンは区切りごとに羽毛が敷き詰められていますが、長年使用していたことで区切りが外れてしまった場合や、接着が取れたダウンについては、洗濯機で洗ったことで羽毛の位置が大きくずれるので注意が必要です。
ダウンは乾燥させるのも大変で、洗濯した後はダウンに水が多く含まれていることから、干す際に重力で羽毛が下方向に行ってしまい、対策をしないと見た目が非常に不格好になります。
羽毛が外に出てダウンの性能が低下する
ダウンを長期間着用していると、羽毛が外に飛び出すこともありますが、洗濯が原因で羽毛が外に出てしまうケースもあります。
洗濯機で洗う場合、洗濯物同士がぶつかることでダウンに摩擦ダメージが発生し、ダメージが入った場所から羽毛が出てしまいます。
突起物のある洗濯物と一緒に洗ってしまうと、突起物が引っかかったことでダウンが破けることもありますので、洗濯機で洗う際は必ずネットを使用するなどの対策が必須です。
自宅でダウンを洗濯する方法をわかりやすく解説!

ダウンを洗った経験の無い方も多いと思いますが、ダウンの中には自宅で洗える種類もありますので、自宅で洗濯する際のポイントをご紹介します。
洗濯表示はダウンごとに確認すること
ダウンを洗濯する場合、洗う前にダウンジャケット・ダウンコートごとに洗濯表示をチェックしてください。
ダウンによっては洗濯するのに不向きなものもありますし、自宅で洗濯するのが禁止されている種類もあります。
自宅で洗濯可能なダウンであっても、洗濯機の使用不可や液温の上限、洗剤の種類が指定されているものなど、洗うための条件は様々です。
普段の生活で洗濯マークを毎回確認する方は少ないと思いますが、ダウンに関しては必ず1着ずつ確認し、異なる洗濯方法が定められているときは別々に洗います。
洗濯表示記号は平成28年12月1日に変更されていますので、ダウンに見慣れない洗濯表示があるときは旧洗濯表示を確認してください。
洗濯前にシミ・汚れの前処理を行う
洗濯物は一律に汚れているわけではないため、汚れが目立つ場所は前処理を施してください。
外気に触れている部分は雨やホコリでどうしても汚れてしまいますし、外気にあまり触れない襟や裾の内側も汚れやすいです。
肌に接触している部分は皮脂が付着してしまうことから、使用している回数が多いほど皮脂汚れが目立つようになりますので、洗濯前にダウンの汚れ状況をチェックしてください。
- ・襟(皮脂汚れ等)
- ・裾(床に付く等)
- ・袖口(皮脂汚れ等)
- ・肩(バックが擦れる等)
- ・ポケットの入り口(皮脂汚れ等)
ダウンの洗い方【洗濯機編】
洗濯機で洗えるダウンでも、洗う際は必ず洗濯ネットに畳んで入れるようにしてください。
ダウンの洗濯はどうしても型崩れが起きやすいため、洗濯ネットを使用するのはもちろんのこと、畳んで入れるのもポイントです。
洗濯する際は先に洗濯槽に水を入れ、適量の洗剤を投入して洗濯液を作ってから洗濯層にダウンを入れます。
ダウンには多くの空気が含まれていますので、洗濯液に沈める際は押し込むように入れないとダウンが浮いてしまいます。
洗濯液にダウンが浸されないと上手く汚れが落ちませんので、浮いてしまうときはバスタオルに包むなどしてください。
洗濯機の脱水機能は洗濯槽を高速で回転させることになるため、ダウンの羽毛が片寄りやすくなります。
長時間の脱水はリスクが伴いますので、脱水機能を使うときは、1分程度の短いものに設定してください。
ダウンの洗い方【手洗い編】
ダウンを手洗いする際は洗濯前に形を整え、洗面台や風呂桶・洗濯おけに水を張り、洗剤を入れます。
洗濯時に使用する洗剤はダウン用のものを使用しないと縮むなどのトラブルが生じる可能性がありますし、洗濯表示に記載がある液温も事前にご確認ください。
洗濯液が完成しましたらダウンを洗濯液の中に入れ、全体に洗剤液が染みこむようにゆっくりとダウンを沈めます。
ダウン内に洗濯液が染みこみましたら、押し洗いにより洗濯液を洗い流します。
2回から3回程度やさしく押し洗いするのがポイントで、水を替えながら洗浄してください。
脱水は洗濯機の脱水機は使用せず、バスタオル等を使用して水抜きを行います。
水気はバスタオルでダウンを挟むようにして抜き取りますが、ダウンは水分が多く含まれていますので、バスタオルを交換しながら干せる状態まで水分を抜き取ってください。
ダウンの乾かし方
脱水後は洗濯じわや型崩れを防止するため、すぐに洗濯機や洗濯おけ等から取り出した際に形を整えます。
羽毛の片寄ったまま干すとそのままの形で乾いてしまうので、干す前にダウンを内外から手で挟み、軽く叩きながら中の羽毛をほぐします。
ダウンを乾かす場合、陰干しが鉄則です。
ハンガーに掛けて干すこともできますが、最初からハンガー干しをしてしまうと水が含まれた羽毛が重力で下に寄ってしまうので、ハンガー干しは水分がある程度抜けていることを確認してから行ってください。
ダウンが完全に乾くまでには2〜3日程度の時間を要しますので、室内の風通しのいい場所に干し、乾かしている途中でダウンの羽毛が片寄ったときは、その都度羽毛をほぐしてください。
完全に乾かないと臭いが発生する
洗濯物を洗っても臭いがするのは、汚れを落としきれなかっただけでなく、完全に乾いていないことで新たに臭いが発生した可能性もあります。
洋服の臭いは雑菌が繁殖していることが主な原因で、生乾きの状態は雑菌が繁殖しやすい環境下にあります。
一般的に生乾きの状態が5時間経過すると雑菌の繁殖速度が上がるとされていますので、乾かすのに時間を要するダウンは生乾きに注意し、完全に乾くまで干してください。
ダウンに乾燥機を使う際の注意点

乾燥機は雨の日でも短時間で洗濯物を乾かせるのでとても便利ですが、乾燥機が使用不可のダウンや使用する際の条件があるダウンもあるので、使用前に乾燥機メーカーの説明書を読んでください。
ダウンは熱に弱い
ダウンは熱に弱い性質があるため、乾燥機の熱でダウンが縮む可能性があります。
乾燥機が使用できるダウンであっても、温度に気を付けないとダウンにダメージを与えてしまう可能性があるので、設定温度を低温にするなどの対応が必要です。
乾燥機を使う場合は低温で繰り返し
乾燥機を使用する際は、時間を5分から10分程度に設定し、様子を見ながら3回から4回程度繰り返してください。
乾燥機は温度が高いほど水分が蒸発するので乾燥までの時間が短くなりますが、ダウンは熱に弱いので高い温度に設定することができないため、短時間で乾かすのは難しいです。
ダウンに含まれている羽毛の量によって乾燥するまでの時間は違いますので、少し面倒ですが、種類ごとに時間を調整しながら乾燥状態を確認してください。
ドライヤーの使用はアリ?ナシ?
ドライヤーを使用してダウンを乾燥させる方法もありますが、ドライヤーを使う際は必ず低温に設定してください。
高温に設定してしまうとダウンが痛んでしまいますので、ドライヤーを使用するとしても時間をかけて乾かすことになります。
撥水・防水加工してあるダウンは厳禁
撥水・防水加工してある衣類等は、乾燥機がNGなものも多いです。
乾燥機に入れると撥水・防水機能が損なわれるだけでなく、乾燥機が壊れる事故が発生するリスクもあります。
ダウンに撥水・防水加工がされている場合は乾燥機の説明書を確認し、乾燥機が使えないダウンは自然乾燥など、他の方法で乾かすようにしてください。
ダウンの保管方法とお手入れ方法

保管のしかたを間違えると、次のシーズンに着られない状態になることもあるので、ダウンを洗濯した際は保管方法にも気を付けてください
ハンガーに吊るして収納する
ダウンをハンガーに吊るして保管する場合、使用するハンガーの種類に気を配るのがポイントです。
一般的な針金ハンガーは型崩れの原因になりますし、ハンガーの厚みを誤るとダウンの肩にハンガーの跡がついてしまいます。
そのため、ハンガーに吊るす際は幅があるダウン用ハンガーなどを使用していただき、クローゼットに収納するときは除湿剤を活用するなどして湿度を管理してください。
表面のホコリは定期的にケアする
ハンガーに吊るして保管する場合、室内のホコリがダウンに付いてしまうので、定期的にケアしてください。
ブラシ等でホコリを落とすだけでもダウンは長持ちしますので、着用後に汚れが付きましたらタオルで拭くなどしてください。
また、水拭きする際はタオルを固く絞って水分をダウンに付着させないようにし、拭いた後は風通しのいい場所で乾かすのがポイントです。
畳んで収納する際のポイント
ダウンが潰してしまうと保温力が下がりますので、できるだけふんわり感を保ったまま収納するのが望ましいです。
折り目は型崩れの原因になりますし、特定の箇所の羽毛が減ってしまうと全体の保温力が落ちますので、畳んで収納する際は折り目を付けないように畳んでください。
撥水スプレー・加工の活用
ダウンの敵である水分を中に入れない対策として、撥水・防水加工をするのも選択肢です。
洗濯した後のダウンにスプレーすることで、長い間着られるようになりますが、ダウンの種類に合った撥水・防水スプレーを見つけるのは大変です。
クリーニング店によっては撥水・防水加工をオプション対応しているお店もありますので、ダウンを洗う目的だけでなく、撥水・防水加工目的でクリーニングに出すことも検討してください。
ダウンの洗濯に失敗する前に名鉄クリーニングへ!
ダウンの洗濯に失敗してしまうと取り返しがつかなくなりますので、少しでも洗濯するのに不安がある方は「名鉄クリーニング」をご利用ください。
名鉄クリーニングでは色落ちや型崩れしにくい「石油ドライ機」や「全自動洗濯機」で洗浄し、シワが付かないよう洗濯した衣類はハンガーに掛けて風で乾燥させます。
忙しくてなかなか外出できないお客様や、外出したくないお客様につきましては「集配クリーニング」がオススメです。
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大切なお洋服が汚れや臭いが付いたままの状態にあるのは大変残念ですので、ご自宅で洗うのが難しいダウンは名鉄クリーニングでキレイにさせてください。



