喪服・礼服はクリーニングに出すべき?出し方や頻度、タイミングは?

2024.06.25

喪服・礼服はクリーニングに出すべき?出し方や頻度、タイミングは?

喪服・礼服は毎日着るものではありませんが、着用機会は突然訪れますので、いつでも着られるように保管をしなければなりません。

間違えた方法で保管すると、喪服・礼服にカビやテカリが出てしまうことがあるので、しばらく着用する機会がないときは、クリーニングに出すことをオススメします。

本記事では、喪服・礼服をクリーニングすべき理由と、保管する際の注意点について解説します。

喪服・礼服をクリーニングに出すタイミング(頻度)は?

 
喪服・礼服のお手入れは着用後が大事!

仕事でスーツを着用している人は、シーズン終了のタイミングでクリーニングする方が多いですが、喪服・礼服は着る時期が不定期なので、着用した都度お手入れが必要です。

礼服を着ることになる場所では食事をする機会が多く、食べこぼし等で服に汚れが付くこともあります。

喪服・礼服は黒色なので汚れが目立たないかもしれませんが、そのまま放置すると後からシミなどが表面に出てくることがありますし、汚れた場所からカビが繁殖するので注意してください。

仕事で毎日着ているスーツであれば、汚れが気になったタイミングでクリーニングに出すことができます。

しかし、喪服・礼服は着用後しばらくはクローゼットに収納しますので、汚れた場所を確認する機会が数か月後や数年後になることも珍しくありません。

喪服・礼服にカビが生えていたらすぐに着ることはできないため、着用後はクリーニングに出すことが望ましいです。

喪服・礼服のお手入れは着用後が大事!

 
喪服・礼服のお手入れは着用後が大事!
喪服・礼服を着用した後、毎回クリーニングするのであれば、自身でお手入れをする必要はないと思うかもしれません。

しかし、クリーニングに出す前に少し処置をするだけで喪服・礼服が長持ちするようになりますので、着用後のお手入れ方法をご紹介します。

着用後は必ずハンガーにかけること

 
すべてのスーツに共通していますが、一時的な保管であっても、着用後は必ずハンガーにかけてください。

床に置いてしまうと服が汚れてしまいますし、シワがついてしまうことでスーツの形が崩れてしまいます。

喪服・礼服に関しては、春夏秋冬問わず着る機会がある服であることから、夏場など暖かい季節に着た際に汗が付着しやすいです。

汗は雑菌が繁殖する原因になりますし、湿気がスーツにこもってしまうとカビが発生するリスクも高まります。

人は意外と汗をかきやすく、汗をかいていないと思っても汗が衣類に染み込んでいますので、着用後は湿気を飛ばすためにハンガーにかけてください。

喪服・礼服に使用するハンガーは、スーツ用のものがオススメです。

スーツ用ハンガーは幅がありますので、ハンガーかけると喪服・礼服の中に空間が生まれ、湿気が逃げやすくなります。

目立つ汚れは応急処置を施す

 
クリーニングに出すことで汚れは落とせますが、汚れ自体は汚れてからすぐに対処した方が落ちやすいです。

こぼした食べ物が服についてしまった場合、ティッシュやハンカチで食べ物を取り除き、帰宅後してから洗剤で洗ってください。

汚れた部分を濡らしてこするとシミが広がりますし、喪服・礼服の種類によっては使用できない洗剤もあります。

出先の場所にある洗剤の成分を確認するのは難しいですし、喪服・礼服に使えない洗剤を使用すると繊維を痛めてしまうので要注意です。

衣類の汚れは食べ物や飲み物、汗だけでなく、ファンデーションや日焼け止めなども含まれます。

1回着ただけでも喪服・礼服は汚れますので、汚れが確認できる場所は早めに対処することが大切です。

テカリを防ぐために着用後はブラッシング

 
スーツの生地は天然繊維と化学繊維に分類されますが、天然繊維のウール生地を使用した喪服・礼服は、着ることで表面の毛が寝てしまい、光が反射してテカリができてしまうことがあります。

テカリを防ぐためには寝てしまった毛を起こす必要があるので、着用後はブラッシングを行ってください。

ポリエステルなど、化学繊維100%の喪服・礼服はテカリを無くすことは難しいですが、ホコリ等を落とすためにも、生地の種類を問わず着用した後にはブラッシングをしましょう。

喪服・礼服を自宅で洗うことはできるのか?

 
喪服・礼服を自宅で洗うことはできるのか?
喪服・礼服を自宅で洗うイメージはあまりないと思いますので、喪服・礼服の中には自宅で洗濯できるものもあるので、家で洗う際のポイントをご紹介します。

家で洗濯できるかはスーツの種類によって違う

 
喪服・礼服には、自宅で洗えるウォッシャブルスーツと、洗えない種類が存在します。

自宅で洗濯できない喪服・礼服を洗ってしまうと、生地が大きなダメージを受けるだけでなく、色落ち等で着られなくなるリスクもありますのでご注意ください。

ウォッシャブルスーツは自宅で洗えることがウリなので、ウォッシャブル対応の喪服・礼服であればクリーニング屋に出さなくても洗うことができます。

ただし、家で洗える喪服・礼服であったとしても、洗濯機で洗濯できるとは限りませんし、乾燥機の使用の有無も喪服・礼服ごとに違いますので、洗濯表記は事前に確認してください。

家で喪服・礼服を洗う際のポイント

 
洗濯表示には家での洗濯の可否や、洗濯機・乾燥機の使用の可否だけでなく、水の温度についての表示もあるので、お湯を使用する際は温度の上限もチェックしてください。

ポリエステル生地の喪服・礼服は、洗濯しても縮みにくく洗った後にシワになりにくい性質があるため、洗濯機で洗えるものが多く、乾燥機を使用できる種類も存在します。

天然繊維のウール生地は、アルカリ性の洗剤に弱いため、中性洗剤を使用することになります。

洗濯機で洗える種類であったとしても、洗う際は洗濯ネットに入れ、優しく洗うモードがある洗濯機については、そのモードを選んでください。

喪服・礼服の上下を別々で洗ってしまうと色落ち具合に差が出てしまうので、喪服・礼服の上下はセットで洗ってください。

喪服・礼服の保管方法にも注意!

 
喪服・礼服の保管方法にも注意!
喪服・礼服は一般のスーツよりクローゼット等に収納する期間が長いため、保管のしかたにも気を付けなければなりません。

喪服・礼服の保管でよくあるトラブル

 
喪服・礼服を保管する際に発生しやすいトラブルは、カビや変色です。

湿気が多いとカビが発生しますし、汚れたまま喪服・礼服をしまってしまうと、雑菌が繁殖し黄ばみなどの変色が起こります。

クローゼットの収納期間が長いと虫食いが起こる可能性もあるため、防虫剤を使用するなどの対策も必要です。

長期保管する際は湿気に注意

 
衣類を収納する際、最も注意すべきは「湿気」です。

湿気は衣類にカビが生えたり、変色する要因の一つなので、クローゼットに収納する際は定期的に換気を行ってください。

また、クローゼットに収納されている衣類が多いと、空気が入る隙間が少なくなるため、衣類同士がくっつかない程度に間隔をあけて喪服・礼服を保管してください。

ハンガーにかけてシワを防止する

 
喪服・礼服にシワがあると目立ってしまうので、収納する際は原則ハンガーを使用してください。

ハンガーにかけて保管することでシワが付きにくくなりますが、ズボンを二つ折りにする際は、折り目を合わせないと変なシワができてしまいます。

喪服・礼服のクリーニングの料金相場は?

 
喪服・礼服のクリーニングの料金相場は?
クリーニング屋の料金は、衣類等の種類によって金額が異なります。
名鉄クリーニングの主な料金は次の通りで、クリーニング方法は「スタンダードクリーニング」と「デラックスクリーニング」があります。

<名鉄クリーニングの主な種類の料金目安>

商品名 スタンダードクリーニング デラックスクリーニング
紳士ジャケット 880円 1,760円
背広上着 880円 1,760円
スラックス 620円 1,240円
紳士ベスト 550円 1,100円
ネクタイ(撥水加工) 760円 1,520円
婦人上着 880円 1,760円
ブラウス 670円 1,340円
ヒダスカート 750円 1,500円
パンツ・ライン無し 750円 1,500円
喪服(袷) 10,120円
コート 1,650円 3,300円
ハーフコート 1,400円 2,800円

※料金は2023年12月1日現在 (金額表示は消費税込み)

喪服・礼服を長持ちさせたい方は、目的に応じてプラスメニューを付けるのもオススメです。

「デラックス加工」はプラスメニューの一つで、通常のクリーニングだけに加え、次の加工等を施します。

  • ・防虫・防カビ加工
  • ・汗抜き加工
  • ・抗菌加工
  • ・手仕上げ
  • ・不織布包装

 
「水抜き加工」は、ドライクリーニング指定のクリーニングにオススメのプラスメニューです。

特殊洗剤入りの溶剤に浸して優しく洗うことで、落ちきらない汗などの水溶性汚れを押さえるだけでなく、殺菌消臭も行います。

喪服・礼服に付いたシミをキレイに抜きたい方向けに、「しみ抜き」のプラスメニューも用意しております。

しみ抜き職人が丁寧にしみ抜きを行いますので、喪服・礼服に通常のクリーニングでは落としきれないシミがあるときにご活用ください。

喪服・礼服のクリーニングは名鉄クリーニングへ!

 
喪服・礼服の洗濯に失敗してしまうと取り返しがつきませんので、家で洗える喪服・礼服であっても、ご自身で洗濯するのに不安がある方は「名鉄クリーニング」をご利用ください。

名鉄クリーニングでは、色落ちや型崩れしにくい「石油ドライ機」や「全自動洗濯機」で洗浄し、シワが付かないよう洗濯した衣類はハンガーに掛けて風で乾燥させます。

お近くの店舗では、専門のスタッフが丁寧に対応し、仕上がりの品質にこだわっています。喪服・礼服など、大切な衣類はぜひ店舗で直接お預けいただくと安心です。

忙しい毎日でも、立ち寄りやすい店舗が数多くございますので、ぜひお近くの「名鉄クリーニング」へお越しください。




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