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エアコン清掃は「自分」でどこまでできる?正しいやり方と、市販スプレー使用の落とし穴【プロが教える限界点】

2026.01.23

エアコン清掃は自分で市販スプレーでできる?

「エアコンの効きが悪いし、なんだかカビ臭い……」

「業者に頼むと高いから、市販の洗浄スプレーを使って自分でやってみようかな?」

名古屋市内で店舗やオフィスを運営されているオーナー様や、ご自宅のエアコン汚れが気になっている方の中には、このように「DIY清掃」を検討されている方が非常に多いです。

YouTubeやSNSでも「数百円のスプレーでエアコンが綺麗になる!」といった情報が溢れており、手軽に挑戦できそうに見えますよね。

しかし、年間数千台のエアコンを洗浄しているプロの視点から申し上げます。

「自分でできる範囲」を間違えると、エアコンの寿命を縮めるだけでなく、最悪の場合は故障や火災を招く恐れがあります。

この記事では、エアコン清掃において「自分でやっていいこと」と「絶対にやってはいけないこと」の境界線を、具体的な掃除の方法とともに詳しく解説します。

 

1. プロが教える「自分でやっていい」エアコン掃除の範囲と方法

まず前提として、エアコンのメンテナンス全てを業者に任せる必要はありません。

むしろ、日常的に「自分たちで」行うべき掃除もあります。

これを行うだけで、エアコンの負荷が減り、電気代の節約にも繋がります。

① フィルターの清掃(頻度:2週間に1回)

これは最も基本的で、かつ最も効果的なセルフケアです。

  • ・方法: エアコンのパネルを開け、フィルターを取り出します。まずは表面のホコリを掃除機で吸い取り、その後、裏面からシャワーを当てて水洗いします。
  • ・ポイント: 水洗い後は、必ず「陰干し」で完全に乾かしてください
  • 濡れたまま戻すとカビの繁殖原因になります。

 

② 外装パネル・ルーバー(吹き出し口)の拭き掃除

目に付く範囲の汚れを落とすだけでも、清潔感が大きく変わります。

  • ・方法: お湯で薄めた中性洗剤を布に含ませ、固く絞ってから優しく拭きます。
  • ・ポイント: 吹き出し口の奥に見える「ファン」を無理にこすろうとしてはいけません。ルーバー(羽)は非常に折れやすい部品ですので、慎重に扱ってください。

 

③ 室外機の周囲の片付け

意外と忘れがちなのが室外機です。

  • ・方法: 室外機の周りに物を置かないようにし、落ち葉やゴミが詰まっていたら取り除きます。
  • ・ポイント: 裏側のアルミフィン(網状の部分)にホコリが詰まっている場合は、掃除機で軽く吸う程度に留めてください。

 

2. エアコン洗浄スプレーを使ってはいけない3つの理由

さて、ここからが本題です。

ドラッグストアなどで市販されている「エアコン洗浄スプレー」

これを使えば内部のアルミフィンまで綺麗になると思われがちですが、実は多くのリスクが潜んでいます。

理由①:汚れを「奥に押し込める」だけだから

スプレーの勢いは、プロが使う高圧洗浄機に比べると極めて弱いです。

表面のホコリは取れたように見えますが、実は汚れの多くはアルミフィンの奥に押し込まれ、詰まってしまいます。

これにより風の通り道が塞がり、逆に冷暖房効率が落ちる、あるいは結露水が外に流れず「水漏れ」を引き起こす原因となります。

理由②:洗剤成分が残り「カビの増殖」を助けるから

プロの洗浄では、大量の水(10〜20リットル)を使って洗剤成分を完全に洗い流します。

一方、スプレーの場合は「洗い流し」という工程がありません。

内部に残った洗剤成分は、時間が経つとベタつき始め、新たなホコリを吸着し、さらにはカビの栄養源(エサ)になってしまいます。

「スプレーをした直後はいいけれど、数週間経ったら前より臭くなった」という現象が起きるのはこのためです。

理由③:電装部にかかると「発火・火災」のリスクがあるから

エアコン内部には複雑な配線や基板(電装部)があります。

スプレーの液体がこれらにかかると、ショートして故障するだけでなく、トラッキング現象による火災事故を招く恐れがあります。

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)からも、不適切な内部掃除による火災への注意喚起が繰り返し出されています。

3. 【業務用】オフィスや店舗のエアコンを自分で掃除するリスク

特に「天井カセット型(天カセ)」や「天吊型」などの業務用エアコンをお使いの場合は、セルフ清掃はさらに危険です。

分解の難易度と重量

業務用エアコンは部品が大きく、重いです。

パネルを外すだけでも2人以上での作業が推奨されます。

無理に外そうとして落としてしまえば、床を傷つけるだけでなく、スタッフの怪我にも繋がります。

ドレンパンの汚れはスプレーでは届かない

業務用エアコンで最もカビやスライム(ドロドロした汚れ)が溜まるのは「ドレンパン」という水受け皿です。

ここは分解しない限り、スプレーの薬剤が届くことはありません。

ここを綺麗にしない限り、根本的な悪臭や「ドレンポンプの詰まりによる停止」は防げないのです。

万が一の故障時の営業損失

自分で掃除して壊してしまった場合、メーカー修理を待つ間に数日間、エアコンが使えなくなります。

飲食店やクリニックであれば、エアコンが止まることは「休業」に直結します。

その際の損失額を考えると、プロに数万円を払って定期清掃を行う方が、経営的には圧倒的に安上がりといえます。

4. プロのエアコンクリーニング、具体的に何が違う?

「高い料金を払う価値はあるの?」という疑問にお答えします。

プロの作業には、セルフ清掃では絶対に不可能なステップが含まれています。

  • 1.徹底した養生: 電装部を防水シートで完全に保護し、周囲の壁や家具も汚さないように厳重にカバーします。
  • 2.専用薬剤による浸透: カビ、油汚れ、ヤニなど、汚れの性質に合わせた強力なプロ専用洗剤を塗布します。
  • 3.高圧洗浄での「濯ぎ(すすぎ)」: 強力なポンプを使い、アルミフィンの奥の奥まで大量の水で洗い流します。
  • 4.防カビ・抗菌仕上げ: 洗浄後の綺麗な状態を長持ちさせるため、抗菌コーティングを施します(※オプション対応)。

 

5. 賢い使い分け:セルフとプロの「黄金比」

エアコンの寿命を延ばし、電気代を最小限に抑えるための理想的なスケジュールは以下の通りです。

タイミング 頻度の目安 実施内容
日常 2週間に1回 自分たちでフィルター清掃。
シーズン前後 春・秋 外装パネルの拭き掃除と、室外機周りのチェック。
定期的 1〜2年に一度 プロによる内部の分解洗浄。

特に、名古屋市内の飲食店様や、人の出入りが多いオフィス・クリニック様は、エアコンの稼働時間が長いため、「1年に一度」の定期清掃を強くおすすめします。

 

まとめ:安心と快適さをプロの技術で

「エアコン清掃 スプレー」や「エアコン清掃 自分で」と検索される方の多くは、日々のコストを大切にされている方だと思います。

その姿勢は素晴らしいものですが、エアコンに関しては「安物買いの銭失い」になってしまうリスクが非常に高いのも事実です。

「自分で掃除してみたけれど、臭いが取れない」

「スプレーを使ったらエラーコードが出て止まってしまった」

そんなトラブルが起きてからでは、余計な出費がかさんでしまいます

名鉄クリーニングでは、名古屋エリアの店舗・オフィス・ご家庭のあらゆるメーカーのエアコンに対応しています。

「まずは見積もりだけ知りたい」「うちのエアコンの汚れ具合を見てほしい」といったご相談も大歓迎です。

無理なDIYでリスクを負う前に、ぜひ一度、地域の清掃のプロである私たちにご相談ください。

確かな技術と安心のサービスで、あなたの空間に「本当に綺麗な空気」をお届けします。

参考文献・資料

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)「エアコンの内部洗浄による事故に注意」

独立行政法人製品評価技術基盤機構NITE「エアコン内部洗浄の事故(トラッキング現象)」

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