寒い季節に活躍するダウンジャケットですが、ワンシーズン着用すると袖口や首元を中心に汚れが目立つようになります。
ダウンジャケットの洗濯方法は難しく、洗い方を間違えると型崩れするだけでなく、ダウンジャケットの機能が損なわれてしまうので注意が必要です。
本記事では、ダウンジャケットの正しい洗い方と、洗濯で失敗しないためのポイントをご紹介します。
ダウンジャケットを自宅で
洗うときの注意点
ダウンジャケットはTシャツとは洗い方が違いますし、乾かし方にも気を付けなければなりません。
洗濯可能なダウンジャケットなのかを確認する
ダウンジャケットは、洗濯機で洗える種類もあれば、水洗いができないものも存在します。
洗濯機で洗ってはいけないダウンジャケットを洗濯してしまうと、ダウンジャケットの中に入っている羽毛が潰れてしまい、ダウンジャケットの保温力が損なわれます。
保温力が低下すれば冬場に着られなくなってしまいますので、洗濯前にダウンジャケットの内側に付いている洗濯表示のタグで洗い方を確認してください。
ダウンジャケットで汚れが目立つ部位
ダウンジャケットを大事に使っていても、外気に触れている部分は泥や埃による汚れが蓄積されています。
ダウンジャケットの内側も、肌が触れる部分には皮脂汚れが付着していますので、シーズンが終わるタイミングでクリーニングするのが望ましいです。
- ・ダウンジャケットの外側
- ・襟(皮脂汚れ等)
- ・裾(床に付く等)
- ・袖口(皮脂汚れ等)
- ・肩(バックが擦れる等)
- ・ポケットの入り口(皮脂汚れ等)
型崩れが発生するリスク
ダウンジャケットは、羽毛が移動しないように一定間隔で区切られていますが、洗濯機で洗うことで縫い目がほつれてしまうことがあります。
ほつれたまま放置すると、その部分から羽毛が移動して型崩れが起きてしまうので、洗濯前にほつれの有無を確認し、必要に応じて修繕してください。
縫い目がないシームレスダウンについても、洗濯することでシームレス加工した部分の接着剤が弱まるため、ダウンジャケットは種類を問わず慎重に洗わなければいけません。
完全に乾かさないとカビが生えてくる
ダウンジャケットは洗濯だけでなく、干し方にも気を付けてください。
羽毛や中綿が入っているアウターは完全に乾くのに時間がかかりますし、元の状態まで乾燥させないと保温力も回復しません。
洗濯は汚れだけでなく、臭いを落とすこともできますが、乾燥が不完全だと生乾き臭がするようになるので注意が必要です。
また、シーズン終了後に洗濯し、生乾きのままクローゼットに収納するとカビが生えてしまうことがありますので、洗濯した後は完全に乾くまで干してください。
ダウンジャケットは基本的に乾燥機を
使用できない
乾燥機は雨の日や短時間で洗濯物を乾かすことができるのが魅力ですが、ダウンジャケットは熱に弱いので、基本的に使用することは難しいです。
高温の乾燥機に入れてしまうとダウンが縮むことがあるので、乾燥機が使用できるダウンジャケットであっても、乾燥機を使用する際は設定温度に気を付けてください。
乾燥時間を短縮したい場合、ドライヤーで乾かす方法もありますが、ドライヤーも乾燥機と同様、温度が高いとダウンジャケットにダメージが入ってしまいます。
また、撥水・防水加工を施しているダウンジャケットは、乾燥機不可となっているものが多いです。
乾燥機を使うことでダウンジャケットの撥水・防水機能が損なわれるだけでなく、乾燥機自体が壊れる可能性がありますので、ダウンジャケットごとに洗濯表示を確認してください。
ダウンジャケットの洗い方
(手洗い編)
手洗い可能なダウンジャケットは、優しく洗うのがポイントです。
洗濯表示で洗い方・干し方を確認
繊維製品には、洗い方や干し方などが示されている洗濯表示のタグが付いています。
ダウンジャケットが自宅で洗えるかは、洗濯表示で確認できますので、洗う前に洗濯表示をチェックしてください。
Tシャツなどの洋服は洗濯機で洗えるものが多いですが、ダウンジャケットに関しては洗濯機で洗える種類は限られています。
水洗い不可のダウンジャケットについては、自宅で汚れを落とすのは難しいので、ドライクリーニングができるクリーニング店に出すことを検討してください。
洗う前にダウンジャケットの形を整える
型崩れを防止するため、ダウンジャケットを洗う前に形を整えてください。
ボタンやファスナーは閉め、洗濯桶で洗えるように折りたたみます。
洗い方は「押し洗い」
ダウンジャケットを手洗いする際は、押し洗いで汚れを落とします。
洗濯桶に水を張り、ダウンジャケット専用洗剤やおしゃれ着用洗剤を入れ、水と混ぜて洗濯液を作ります。
洗濯液が染み込むようにダウンジャケットを浸したら、複数回優しく押し洗いを行い、洗い終わった後は水を変えながらすすぎ洗いをしてください。
脱水のしかた
手洗いしたダウンジャケットは、バスタオル等で挟んで水抜きを行います。
ダウンジャケットを絞るとシワになってしまうので、雑巾のように絞って水気を取り除こうとはしないでください。
洗濯機の脱水機能は遠心力で水気を飛ばすため、ダウンジャケットの脱水で使用すると型崩れが起きるリスクが生じるので、基本的に洗濯機を使っての脱水は厳禁です。
乾かし方
脱水した状態のまま干すとシワや型崩れが起きるため、ダウンジャケットを内外から手で挟み、軽く叩きながら中に入っている羽毛をほぐして形を整えてください。
ダウンジャケットは、室内の風通しのいい場所で陰干ししていただき、干している最中に羽毛が片寄りましたら、その都度ほぐしてください。
ダウンジャケットの洗い方
(洗濯機編)
洗濯機で洗えるダウンジャケットも、Tシャツなどとは洗い方が違うので注意してください。
洗濯表示で洗い方・干し方を確認
最初に、ダウンジャケットの洗い方と干し方を確認します。
洗濯表示には液温の上限や、使用が禁止されている洗剤が示されていることもあるので、いつもと同じように洗えるとは限りません。
干し方もダウンジャケットによって違いますので、洗濯表示に従ってダウンジャケットを洗います。
洗濯ネットに入れてから洗濯機を回す
洗濯機を使っての洗濯は型崩れが起きやすく、摩擦でダウンジャケットの生地が傷むこともあるので、洗濯ネットに畳んだダウンジャケットを入れて洗濯します。
通常、洗剤は洗濯物の後に入れますが、ダウンジャケットを洗うときは先に洗濯機で洗濯液を作ります。
ダウンジャケットには空気が多く含まれているため、洗濯液が染み込むようにダウンジャケットを沈めてください。
押し込んでもダウンジャケットが浮いてしまうときは、バスタオルに包むと沈めやすくなります。
脱水のしかた
脱水方法は手洗いと同様、バスタオル等を使って水抜きを行います。
洗濯機で脱水すると羽毛が片寄ってしまうので、脱水機能は使わないようにしてください。
また、シワが付くのを避けるために、ダウンジャケットを絞って水分を取るのも厳禁です。
ダウンの乾かし方
脱水したダウンジャケットは、シワが付く前に形を整えてください。
ダウンジャケットを軽く叩きながら羽毛をほぐし、陰干しします。
スムーズに乾燥させるためにも、風通しのいい場所で干していただき、干している最中に羽毛が片寄ったときは、その都度ほぐしてください。
ダウンジャケットのクリーニング
料金相場
クリーニングには、店舗型クリーニングと宅配型クリーニングがあります。
店舗型クリーニングは、店舗型は宅配型よりも料金が安いのが特徴で、ダウンジャケットのクリーニング料金の相場は2,000円から4,000円程度です。
高級ダウンのクリーニングについては、4,000円から10,000円が相場になります。
宅配型クリーニングは、クリーニング店が自宅に洗濯物を取りに伺い、クリーニング終了後に洗濯物を自宅まで届けるクリーニングプランです。
宅配型クリーニングの料金相場は3,000円から6,000円と、店舗型クリーニングよりもやや高めに設定されているお店が多いです。
また、宅配型クリーニングに関しては、クリーニング代とは別で送料が発生するお店もあるため、事前に送料の有無を確認してください。
自宅で洗えないダウンジャケットは名鉄クリーニングにお任せ
自宅で洗うことができないダウンジャケットや、洗い方がわからないダウンジャケットは、名鉄クリーニングにお任せください。
名鉄クリーニングでは、色落ちや型崩れしにくい「石油ドライ機」や「全自動洗濯機」で洗いますので、自宅で洗濯できないダウンジャケットもキレイにできます。
高級ダウンのクリーニングにも対応していますし、撥水加工もオプションで付けられます。
また、ドライクリーニングでは、すべてに抗菌・消臭衛生加工を施すため、シーズンが終わるタイミングでダウンジャケットをクリーニングに出していただくのもオススメです。
忙しくて店舗に行く時間がないお客様は、「集配クリーニング」をご利用ください。
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