
「オフィスや店舗の床清掃を業者に頼みたいけれど、いくらかかるのか見当がつかない」とお困りではありませんか。
床清掃の料金は平米単価を基準に算出されることが多いものの、単価は作業内容や床材によって大きく変わるうえ、最低料金や作業条件によって総額も変動するため、1社の見積もりを眺めるだけでは適正かどうか判断できません。
本記事では、床清掃の平米単価・料金相場を早見表で紹介し、金額が変わる要因や見積もりのチェックポイントを、オフィス・店舗の担当者向けに解説します。
オフィス・店舗における床清掃の
平米単価・料金相場早見表
業者に依頼する床清掃の料金は、作業内容ごとに設定された平米単価(1㎡あたりの単価)に、清掃面積を掛けて算出するのが一般的です。
まずは、代表的な作業内容ごとの単価相場を早見表で確認しましょう。
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| 作業内容 | 平米単価の相場 | 作業の内容 |
|---|---|---|
| 床洗浄+ワックスがけ | 200〜400円/㎡ | ポリッシャー(床洗浄機)で洗浄後、 ワックスを塗布する標準的な定期清掃 |
| 剥離清掃(剥離洗浄) | 500〜1,200円/㎡ | 劣化した古いワックスをすべて除去し、 新しく塗り直す |
| カーペットクリーニング | 300〜400円/㎡ | 業務用マシンで洗浄。 シミ抜きは別途になることが多い |
※いずれも一般的な公開料金をもとにした税抜の参考値です。
最低料金の有無、床材、什器の移動、作業時間帯などによって変動します。
多くの業者は、面積が広くなるほど平米単価が下がる料金体系を採用しています。
一方、50㎡以下の小規模なオフィス・店舗では「一式◯円」という最低料金が設定されていることが多く、単純に「単価×面積」では計算できない点に注意が必要です。
床洗浄+ワックスがけの平米単価
定期清掃の中心となる床洗浄+ワックスがけの単価相場は、200〜400円/㎡です。
オフィス・店舗の広さ別に、総額の目安をまとめると次のようになります。
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| 清掃面積 | 総額の目安 | 見積もり時の注意点 |
|---|---|---|
| 約50㎡ (小規模店舗・事務所) |
18,000〜30,000円 | 最低料金の適用で、単価計算より高くなりやすい |
| 約100㎡ (中規模オフィス) |
20,000〜40,000円 | 床材や什器移動の量で変動する |
| 約300㎡ (フロア全体・大型店舗) |
50,000〜100,000円 | 面積割引で単価が下がることが多い |
同じ面積でも、スポット(単発)依頼か定期契約かで金額は変わり、定期契約であれば相場の下限に近い単価で契約できるケースが多くなります。
月1回や隔月など、頻度を決めて依頼する場合は必ず定期契約の単価で見積もりを取りましょう。
剥離清掃の平米単価
剥離清掃の単価相場は500〜1,200円/㎡で、通常の床洗浄+ワックスがけの2〜3倍です。
剥離清掃とは、重ね塗りで劣化・黒ずみが進んだ古いワックスを専用の剥離剤で完全に除去し、床材をリセットしてからワックスを塗り直す作業です。
作業工程が多く時間もかかるうえ、剥離作業で発生する廃液はそのまま下水に流せるとは限らず、成分や自治体の排水基準に応じて中和処理や専門業者への処理委託が必要になる場合があり、その費用が見積もりに加算されることがあります。
ワックスの黒ずみやムラが目立ってきた床は、通常清掃では改善しないため、1〜2年に1回程度の剥離清掃を見込んで予算を組んでおくと安心です。
Pタイル・フローリング・カーペットなど
床材別の単価の違い
床清掃の単価は、床材の種類によっても変わります。
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| 床材 | 平米単価の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| Pタイル (塩ビ系の硬質タイル) |
200〜400円/㎡ | オフィスの執務室や店舗で最も一般的。 ワックス管理が標準 |
| フローリング (木質系) |
300〜500円/㎡ | 水分に弱く、床材に合わせた 洗剤・ワックスの選定が必要 |
| タイルカーペット | 300〜400円/㎡ | 洗浄後の乾燥に時間がかかり、 シミ抜きは追加になることも |
オフィスや店舗で広く使われているPタイルは、ポリッシャー洗浄+ワックスの標準的な工程で対応できるため、単価が最も安く設定されています。
フローリングやカーペットは床材を傷めないための専門知識と手間が必要になるぶん、単価がやや高くなると覚えておきましょう。
床清掃の料金が変わる5つの要因
同じ「床清掃」でも、見積もり金額は現場の条件によって大きく変わります。
相場と見積もりを比較する前に、料金を左右する主な要因を押さえておきましょう。
- ・清掃面積:
面積が広いほど平米単価は下がります。100㎡と300㎡では、単価が1.5倍近く違うこともあります - ・床材と汚れの程度:
長期間放置された黒ずみや、古いワックスの堆積は追加作業となり、金額が上がる要因になります - ・作業時間帯:
営業に支障が出ないよう夜間・早朝の作業を指定すると、割増料金がかかる場合があります - ・契約形態:
定期契約はスポット依頼より単価が低く設定され、年間トータルでは1〜3割ほど差がつくこともあります - ・立地・搬入条件:
駐車スペースがない、機材搬入に階段しか使えないなどの条件は、人件費として加算されることがあります
見積もりを依頼する際は、面積・床材・希望時間帯・希望頻度の4点をあらかじめ伝えると、実態に近い金額が提示され、後からの追加請求も防げます。
見積もりが適正か判断する
4つのチェックポイント
床清掃の見積もりを受け取ったら、金額の高い・安いだけでなく、次の4点を確認しましょう。
1つ目は、単価と面積の内訳が明記されているかです。
「床清掃一式◯円」とだけ書かれた見積もりでは、どの作業がどこまで含まれるのか判断できません。
実際に、内訳のない一式見積もりで契約した結果、当日に「汚れがひどいので剥離が必要」と数万円を追加請求されたという失敗例もあります。
2つ目は、最低料金や出張費の有無です。
小規模な面積では最低料金が適用され、平米単価から計算した金額より高くなることがあります。
3つ目は、剥離清掃や廃液処理費など、追加費用が発生する条件です。
「どんな状態になったら剥離扱いになるのか」「廃液処理費は単価に含まれるのか」を契約前に確認しておくと、想定外の出費を避けられます。
4つ目は、同じ条件で2〜3社から相見積もりを取ることです。
面積・床材・頻度・時間帯を揃えて依頼すれば、単価の妥当性がひと目で比較でき、価格交渉の材料にもなります。
- ・単価と面積の内訳が明記されているか
- ・最低料金や出張費の有無
- ・追加費用が発生する条件
- ・同じ条件で2〜3社からの相見積もり
床清掃の費用を抑える3つのコツ
床清掃のコストは、依頼の仕方を工夫するだけで無理なく抑えられます。
1つ目のコツは、定期契約でトータルコストを下げることです。
定期契約は1回あたりの単価が下がるだけでなく、汚れが蓄積する前に清掃できるため、単価の高い剥離清掃の頻度そのものを減らせます。
2つ目は、日常清掃で汚れをためないことです。
日々の掃除機がけや水拭きで土砂・皮脂汚れを取り除いておけば、ワックスの黒ずみの進行が遅くなり、追加費用をかけずに美観を維持しやすくなります。
3つ目は、作業日時を業者に合わせることです。
繁忙期(年末や年度末)を避けた時期や、業者が調整しやすい平日日中の作業を許容できれば、割増のない標準料金で依頼できます。
- ・定期契約でトータルコストを下げる
- ・日常清掃で汚れをためない
- ・作業日時を業者に合わせる
名鉄クリーニングでは、愛知県全域のオフィス・店舗を対象に、床清掃を含む定期清掃プランをご提案しています。
リネンサプライ事業で培った品質管理のノウハウをもとに、床材や使用状況に合わせた最適な清掃頻度と作業内容を、現地確認のうえでお見積もりします。
床清掃の単価・相場に関する
よくある質問
床清掃の料金について、担当者からよくいただく質問をまとめました。
Q1. 100㎡のオフィスの床清掃はいくらかかりますか?
A:床洗浄+ワックスがけの場合、20,000〜40,000円が目安です。
Pタイルの床で定期契約なら下限に近い金額、フローリングのスポット依頼や夜間作業では上限に近い金額になります。
正確な金額は、床材と汚れの状態を確認したうえでの見積もりが必要です。
Q2. 剥離清掃はなぜ通常の床清掃より高いのですか?
A:古いワックスを剥離剤で完全に除去する工程が加わり、作業時間が通常の2〜3倍かかるためです。
また、剥離作業で発生する廃液は中和処理や処理委託が必要になる場合があり、その費用が上乗せされることもあります。
そのぶん、黒ずみやムラを根本から解消できるため、1〜2年に1回を目安に計画的に実施するのがおすすめです。
Q3. 定期清掃とスポット依頼はどちらが安いですか?
A:1回あたりの金額だけを比べればスポット依頼のほうが手軽ですが、年間トータルでは定期契約が割安になるケースがほとんどです。
定期契約は単価が低いうえ、汚れの蓄積を防いで剥離清掃の回数を減らせるため、床材の張り替えなど大きな出費の予防にもつながります。
まとめ|床清掃は平米単価と
作業内容をセットで比較する
オフィス・店舗の床清掃は、床洗浄+ワックスがけで200〜400円/㎡、剥離清掃で500〜1,200円/㎡が相場の目安です。
ただし、実際の金額は面積・床材・時間帯・契約形態によって変わるため、見積もりを比較する際は「平米単価がいくらか」と「その単価にどの作業まで含まれるか」を必ずセットで確認しましょう。
内訳が明確な業者を選び、定期契約で計画的にメンテナンスすることが、床をきれいに保ちながらトータルコストを抑える近道です。

